10月後半ツアー、プライベートツアーのダイジェストです。

今年のツアーは、10月後半ほとんど受け入れることが出来ませんでした。
みなさん、ごめんなさい。

後半は海外のリピーターゲストとの紅葉ツアーや
地元の洞爺湖有珠火山マイスターの試験、
海外の修学旅行カヌーツアーや、
北海道アウトドアガイドの実技試験、
さらに遅めの紅葉ツアーなどを、実施・お手伝いしていました。

そんな景色を、ダイジェスト的に紹介したいと思います。

香港からの修学旅行生!!午後はみんなマッチョでした!

これは10月の15日頃です。
全体の紅葉にはイマイチでしたが、とにかく穏やかな湖面の上を
香港の中高生が漕ぎまくります。
初めて受け入れた海外からの修学旅行でしたが、
楽しい時間になりましたよ。

ピークの紅葉を、湖上から・・・。

ちなみに、これが彼らの見ていた紅葉です。
この場所はピーク中のピーク!!
本当にキレイでした。

けれどね、子供たちはお水のきれいさ、湖上の楽しさに目が行っていて、景色はお構いなし!
先生達とこの色彩を、ほのぼの楽しんでいました。

 

下旬のプライベートツアーより、中島ではカラマツが真っ盛りでした。

その後の(10月20日過ぎ)の中島です。
奥の森はあと一息・・・・。
森の入り口にあるカラマツの人工林が美しく染まっていました。
香港から(多いよなー!)のプライベートツアーゲストたちは、
この空気がお気に入りのようで、2年連続同じ時期にお越しいただきました。

秋の湖畔、素晴らしい色を見つけました。

10月も末になると、紅葉もピークを迎えるのですが
今年は台風の影響もあり、ずいぶんと「早足で」通り過ぎてゆきました。
この日はかろうじてこの辺の木々が、ゲストを待っていてくれました。
ありがとね!

 

野幌森林公園にて。かすかにツルアジサイの緑色が残る、明るいトドマツ林。

ところ変わって、ここは札幌近郊の野幌森林公園です。
周辺も台風の倒木があったようですが、この森は比較的平気のようでした。
森の中は葉っぱもほとんど落ち、ツルアジサイが徐々に色づいていました。
ハウチワカエデの紅と、イタヤカエデの黄、そしてこのツルアジサイの薄緑?薄黄?
が印象的でした。

ガイド試験の皆さん、お疲れ様でした。
こちらも、精神が磨り減る2日間でした。

貫別川に遡上して、使命を終えた勇者の姿。

洞爺湖に戻ってみるともう11月。
湖畔から離れて海側に来てみると、サケがさかんに川を上っています。
またもや(!)香港からのゲストでしたが、
彼らはこの風景に圧倒されていました。
自然の営みをサケの観点から説明してみると、
本当に神妙に聞いてくれます。たぶんこんなの初めて見たんだろうな。
企業人、投資家には不思議な光景に写ったようでした。

やさしい海、噴火湾。

沢山ではありませんが、ごく少数の海外ゲストたちと過ごす、
5日間、そして3日間のプライベートツアー。

みな、それぞれ北海道が持つ自然の力、そしてその恵みに
毎度毎度、感動してくれます。
自分が感じたことしか言葉にすることが出来ないし、
いくらガイドとは言え、「口から先に生まれてきたんじゃないか?」って言われても、
上手には語れない。
そんなつたない言葉よりも、実物を見てもらいたい。

近郊をうろうろしても、結局1日に200km以上走り、
「今だ!」 「ここだ!」 
って物を、可能な限りの良いタイミングで紹介しました。

「北海道を好きになってほしい、洞爺湖を『ホーム』として好きになってほしい。」

そんな風に考えながら何度かご一緒すると、
ゲストたちは、他の旅行に行っても自然が気になる、好きになる。

あるゲストは、お花や自然の中で過ごすこと、歩くことを気に入ってくれて、
夏はマチュピチュに、今も中国の自然遺産を歩いているそうです(ほんと、羨ましい)。

そんな彼らの生活に、ほんの少しでも「自然が好き」を足してもらえたら。
きっと世界は昨日より、ちょっとだけでも良い世界になるんじゃないかな?
いつも独り言のように考えています。

地元の人と彼らの産物を肴に飲むお酒、
彼らの親戚と湖を楽しんだ後の、
「洞爺湖はすげーなー」って声を聞いて嬉しそうにしている姿、
自分たちが普段から楽しんでいる生活、
その中で知り合う、「地元大好き」な人たち。

そんな中から、私たちのツアーは産まれてきます。

今日、自家消費用の野菜を買いに行ったら、
なんとまぁ!香港在住のリピーターさんが一足先にお野菜を買っていました・・・???

「あんまりここの野菜が美味しいから、買いに来ちゃった」

って、ものすごい行動力ですね!香港からですよ!

 

こんな瞬間が、この仕事をしていて本当に良かった!と思える瞬間なんです。

 

ながーくなりましたが、

今シーズンの皆様のご利用、心よりお礼申し上げます。
(ゆ)