2月のロングツアー

2月の中旬は、プライベートツアーで洞爺湖のツアーをストップしておりました。
その時は道東にいました。もちろんゲストと一緒です。

2月のブログがあまりにも寂しく、ご報告ついでのブログです。

今回のゲストは香港からのヘビーリピーターさんです。

だんな様はカメラと雄大な景色が大好き、
奥様はきれいな景色と楽しい雰囲気、そしてもちろんお食事とお買い物代好き!
てなご夫婦が、お友達夫婦とご一緒でした。

今回のゲストたちです。

いろんなところで車を停め、写真を撮ったり、お腹を満足させたり、スーパーで果物を買ったり。
朝から晩まで私は運転しまくり、彼らもずっと次の撮影ポイントまで我慢してくれました。
私が持参した携帯を通じて彼らのネットにつなげていた為、
途中携帯ショップでデータ通信の容量を買い増しするほどで・・・・。

道東はとにかく雄大で、大きくて、野性の息吹が近く感じられました。
以下、簡単に今回の様子(+勝手な私のテーマを)ご紹介します。

1.エゾシカが見たかった。

洞爺湖ではたまにしか出会わなくなったエゾシカもこのとおり、
知床の歩道から海を見下ろして(写真小さいですね)

知床で見かけたエゾシカのメス

阿寒湖近くではこんなに近くで!

阿寒湖近くで見つけたエゾシカメスと子供

宿泊したホテルのすぐ近く(駐車場!)にいたのですが、
・なんでこんなに近いのか?
・なぜ逃げないの?
不思議でしたが、翌朝その謎が解けました。

なるほど、暖かいからだったか。

なるほどね、河岸から染み出る温泉で雪がなく、
草を食べる/温まることが可能だったようです。
なるほど、ボッケみたいなもんだな。

そして、釧路川ではカヌーの上から

そして、釧路川で見かけたエゾシカ

ゲストが一生懸命写真を撮る中、私は久しぶりのパドルに一生懸命。
気がついたらこんな写真しか撮ってないのでした。
(冬の釧路川カヌーツアー:釧路マーシュ&リバー

2.景色の違い

同じ北海道でも大雪・日高連峰をはさんで西と東では(北もそうか)、
景色が大きく変わります。
洞爺湖はいわゆる道央と道南の境目にあり、札幌、ニセコなどと一緒の西側です。
今回訪れた釧路・知床・阿寒、そして(今回は行かなかったけど)十勝とかは東側にあたります。

気候も変われば気温や降水・降雪量も違います。
それに合わせて育つ動植物や人々の暮らしも違うのです。

冷え切った朝、網走湖近くの川面にて

北海道西部ではなかなか体験できない大きな景色を楽しみながら、
運転しては停まり、驚いて、写真を撮ってまた運転。

針葉樹のきれいな様子やまっ平らな平原(雪原)を夢見て行ったのですが、
途中低気圧に遭い、雨も降りました。
それが後半の景色を一気に彩ってくれたのです。

 

原野に降る冷たいしょぼしょぼ雨。

冷たい雨が道路を濡らし、雪を痩せさせ、そして道端の植物もこの様子です。
雨滴で私もびーちゃびちゃ。


ただ、冬の道東をなめちゃぁいけない!


ベースが寒いのです。1日くらい暖かくなっても道東はへこたれない。

そして、滴のまま凍り始めます

ほらね、ちょっとした風で滴が凍り始めます。
道東は寒いのです!

そしてその翌朝になってみると・・・
そこには別の驚きが待っていました。

 

森全体が凍りに包まれると

なんと、道中の森全体が凍っていました。

これだよー!これ! 道東はこれだから面白い!

この日はタンチョウを撮りに行ったのですが、その道中で出会ったある道路です。
有名でもなんでもない単なる通り。
そこに魔法がかかって、まるでスワロフスキーのクリスタルのような輝きでした。
(命名、スワロフス木通り!)
後日、釧路のガイドさんからも一言。
「こんなん数年に一度あるかなぁ?珍しいタイミングだよ!」

前回の道東挑戦から冬は6年ぶりでしたので、ずいぶんと現地の皆様に助けられました。
ゲストの皆さんはずいぶんと楽しんでいらっしゃいました。
皆様、ご協力ありがとうございました!

 

道東で7日間、その前に道央で5日間だから、合計12日間のながーい旅だったのです。

Jさま、Aさま、Jさま、Rさま、ご利用本当にありがとうございました!!


最後に、お気に入りになるかもしれない1枚でご報告を終わります。

おまけ。タンチョウとスワロフス木

タンチョウの親子が飛び立った先は、氷の森。

ちゃんちゃん。

(ゆ)