アウトドアで過ごす服装について(1:濡れるという事)

ウインターシーズン中で、正月の後で、
オミクロン株も増えてきて、結果ヒマな日々を過ごしています。
(やることは多いのですが、お客様が少ない時期です)

せっかくなので、年間を通じて私が信じ、実践している
アウトドアで過ごす際の「服装」について
ちょこちょこ書き留めていこうと思います。

※写真あまりなし、長文になってます。暇な時の読み物にどうぞ。

このブログは3つに別れる予定なので、
何を着ていったらいいかすぐに知りたい人は
「服装について3 具体例」を読みましょう。

ちなみに予定の構成は
1:濡れるという事
2:レイヤリングについて
3:シーズン毎のおすすめ服装
です。

では、ここから。まずは「濡れるという事」

 

アウトドアでの活動でとても大切な事、
それは「濡れない」ことです。

1.水に濡れる

これが真夏で晴天時のカヌーであれば、
多少濡れても(泳いでも)、夏の高い気温と強い陽射し、
乾燥した空気で濡れた体や服は比較的早く乾くでしょう。

しかしそこに
・風が吹けば・・・
・気温が低かったら・・・
・曇り空だったら・・・

濡れた体はなかなか乾かず、服も乾きません。
こうやって人は「風邪」をひくのです。
タオルなどで水分を拭き、着替えることが一番の解決策です。

2.汗をかく

また、私たちの体は「汗」をかきます。
体温が熱くなった時の体温調整のため、
体表に水分(汗)が出てきます。
その水分(汗)は空気で蒸発するときに
一定の熱を放出します。

これで体表面の温度が下がり、結果体温も下がるのです。

人間の体は一日中、目まぐるしく体温を調整しています。
夜寝ている間にも汗をかいて調節しています。

アウトドアの環境では、「汗を体表面に残さない」ことがとても重要になります。

3.アウトドアでは濡れは禁物

アウトドアの環境では、家のエアコンのようにいつも快適とはいきません。
・森の散策中に風が吹いてきて雨になった。
・雨上がりの綺麗な紅葉をカヌーで湖上から眺めている。手足がとても寒い。
また、冬季では
・寒いと思って沢山着込んだら中で汗をかいて冷えてきた。
・つい街で使う手袋をしたままツアーに参加してしまい、手が濡れて冷たい。
・カイロをたくさん持っているのでつい薄着で参加してしまった。
なんてことが良くあります。

アウトドアの環境は「自然=外」です。
快適な時もありますが、しかしその環境は天候の変化などによりすぐに変わります。
そして、快適な屋内にはすぐに行けない。
外では可能な限り「服や体を濡らさない事」がとても重要です。
外で頼りになる暖かさとは、「あなたの体温」がほとんどなのです。

では、どうやって
「服や体を濡らさない」で
「あなたの体温を下げない」でいられるのでしょうか?

それが、私たちがお勧めする「レイヤリング(重ね着)」です。
(2へ続く)