※本日はいつもにもまして「長い」です。
お時間がある時に読んで下さいね。※
今日で、東日本大震災から丸三年が経ちました。
あの時には、ただただ呆然としてしまって何も出来なかったけれど、
「自分で出来る復興(への協力)って何なんだろうか?」
「アウトドアガイドとして、この地に、人々に貢献できることってないのかな?」
そんな事を考えていた時期がありました。
開所以来のコンセプトは変わりませんが、
以前にも増してガイドするときに気持ちの中に持っているものがあります。
「自分達の仕事を通して、参加するゲストのみんなに元気になってもらいたい」
「自然の脅威だけではなく、その素晴らしさを伝えたい。」
自然とは、人間にとってプラスになる力と、マイナスになる力があると思います。
マイナスな部分は、あの時に嫌になるくらい目にしています。
けれど、プラスな部分だってたくさんある!
プラスを知って、マイナスを知って、そこから理解に近づく。
ひょっとしたら、もっと良い方法や手段が見つかるかも知れない。
それらを知るには、まず身をもって体験することが必要だと考えています。
そのためには、まず自然に出なければいけません。
そして、自然の中にいる自分を好きになってもらうこと。
印象が悪い、疲れた経験だと、もっと自然から遠のいてしまうかも知れません。
僕らが出来ることは、これなのかな。
だから、私達の体験は、
・安全で(万が一を起こしてはいけない)
・初めてでも楽しくて(ガイドがゲストのペースや興味に合わせて)
・知的、体力的、何かしらへの挑戦と達成感があること。
又はプラスになること(その少し上、奥へ誘い、さらなる興味を刺激する)
・ここでしか、今しか出来ない経験、体験を提供すること
そんな事を考えながらツアー作りをしています。
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今日は男性5名の元気チームでした。
ネイチャーツアー的な自然の案内も良いけれど、
「こんな雪景色、初めて!」
と興奮していたので、そのまま興奮を高めるコースへと向かいました。
今日のテーマは
「登るより、歩くより、 『下る』・『滑り降りる』・『雪にまみれる』」
久しぶりに冬限定の「みずうみテラス」へ一直線に登りました。
(結構疲れたでしょー?)
けれど、この展望が待っていてくれました。
そして、今日の本題
「下り」です。
勝手な自称「洞爺湖ゲレンデBコース」でお尻滑りしてきました。
いい大人が
「登りがきつーい!」
とか言いながらも、
何度も何度も登っては滑り、登っては滑り。
「こんなに雪にまみれたのは初めて!」
「きーーーもちいいーーーーー!」
そして残りの下りのスロープは、スノーシューで小走りに降りてきました。
多少湿ってはいますが、ふっかふっかの雪です。
ホント、気持ちよかったですねー!
洞爺湖が見わたせるスポットでお茶を楽しんでから、
本日のホテルまで送って解散してきました。
きっと皆さんは今ごろ洞爺湖温泉を満喫していることでしょう。
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本来、アウトドアガイドって、インタープリターって、
「限られた地域の資源(=自然)を使いながら、
ゲストの願いを可能な限り叶える人」
というようなものだと思っています。
だって、サービス業だもん。
もちろん、地域の自然についてのメッセージを伝えたり、
新たな視点を提供したり、
チャレンジを円滑に出来るようなアシストや、
安全であることや、
時間や体力の管理をしてあげることも必要です。
ただ、それだけではつまらない。
(その上で・・・なのですが)
「遊びたいときは遊ぶ!
今日はウンチクなんていらない!」
そんなことを頭に浮かべながら実施した本日のツアー、
喜んでもらえたかな?
(長文すみません。最後までご覧いただき、ありがとうございました。)
(ゆ)